Days on the Rove: Exhibition感想

Exhibition感想

2017/07/10

20170514鎌倉にまつわる企画展ふたつ。

名称:鎌倉映画地図
場所:川喜多映画記念館
会期:2017.3.17〜7.2
入場料:¥200
見学日:5.14
図録:あり。購入。¥600

“鎌倉を舞台にした映画”と“街歩き”を組み合わせた展示。
鎌倉diaryが半分。4姉妹の浴衣が展示。(しみじみ眺める…って、おいw)
ツィゴイネルワイゼンとか、山の音をちゃんと見てみたいものだと。
日本初の映画製作所だった大正活映(横浜、浅野総一郎の息子が出資。谷崎潤一郎も関係。最初の映画は鎌倉が舞台)に触れられていたのもよかった。

名称:春の特集展 長谷寺のちょっとむかし ―幕末・明治・大正・昭和―
場所:観音ミュージアム(長谷寺)
会期:2017.2.9〜5.14
入場料:¥300(拝観料)+¥300(入館料)
見学日:5.14(またしても最終日)
図録:なし

幕末・明治・大正・昭和という激動の時代の中で、長谷観音として親しまれてきた鎌倉・長谷寺。この特集展では、近現代の長谷寺と周辺地域の移り変わりを、貴重な写真、絵図、資料、そして昭和初期のフィルム映像でふり返ります。

第1章では、幕末・明治・大正の長谷寺をご覧いただきます。長谷のシンボル、大きな茅葺の観音堂。さまざまな写真や絵葉書に登場します。しかし大正12年(1923)の関東大震災では大きな被害を受けてしまいました。 貴重な写真や資料で幕末から関東大震災までの長谷寺の様子をご紹介いたします。

第2章は、昭和初期の観音堂復興再建の一大プロジェクトを中心に展示します。 関東大震災で傾いた観音堂はしばらくの間、棒で支えるだけの応急処置が施されていましたが、昭和2年(1927)に再建が計画されました。 本格的に工事が始まったのは昭和5年(1930)。その後、昭和の大恐慌や日中戦争、太平洋戦争が勃発し国内情勢は悪化、観音堂内陣が完成したのは着工から13年後の昭和18年(1943)のことでした。 困難な時代の中で進められた観音堂再建事業の写真は必見です。

第3章では、昭和の観光パンフレットや鎌倉でおみやげとして販売されていたポストカードなどを展示し、昭和のあれこれをご覧いただけます。 その中でも一番のみどころは、昭和初期の9ミリと16ミリフィルムの映像(個人蔵)です。 全6時間以上ある映像を約20分にまとめ、映された場所・年代などの特定を行い、新たにテロップを付けました。「長谷寺と長谷のくらし」「鎌倉の風景」「鎌倉のくらし」「長谷の祭りと鎌倉カーニバル」の4テーマをお楽しみいただけます。 人々の生き生きとした暮らしや、祭りの賑やかさなど、昭和初期の活気ある生活が実感できる貴重な映像となっています。

第三章が目的。ポストカードとフィルム。
特にフィルム。石渡源三郞商店の先代の撮影。鎌倉?アマチュア倶楽部という映画グループを設立。
戦前の鎌倉カーニバルの映像(これがとてもいい!)鎌倉にとどまらず、大船、鎌倉山、山崎の自動車練習場(あそこかな?)なども。
地元民を撮した物が中心だが、別荘族のものも。暮らしぶりが違う!天と地ほども違うように見える。
アマチュア倶楽部という名は、先に記した大正活映のインスパイアだよな。石渡さん、映画を見たと想像。

長谷寺のは震災、観光についても説明。本堂の復興(戦中!)も興味深いものだった。

この後はかまくら蔵書室を覗いて、ヒグラシ文庫へ。まかない4杯と絶品ポテサラ、牛すじカレー。

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2017/07/09

20170707七夕古本夜話@大船ヒグラシ文庫

大船ヒグラシ文庫で開催された第4回 books moblo(古本屋)+ヒグラシ文庫(立ち飲み屋)共同企画「本」とその周辺をめぐる不連続レクチャー『七夕古本夜話』 南陀楼綾繁(編集者、文筆家) インタビュアー:荘田賢介に参加。

一箱古本市の生みの親とブックカーニバルの主催者のトーク、場所がヒグラシ文庫となれば参加は必須というところ。
鎌倉のスタッフや出店者、小田原のメンバーなど見知ったかたが、多くちょっとした同窓会気分でしたね。

一箱古本市、古書、出版文化など話は多岐に広がりましたが、どれも興味深い話ばかりで愉しい宵の口でした。

…とはいえ、会場の熱気と酸欠、昼食抜き(そういえば水分もあまり…)の状況で、体調不良を起こす始末。一部の方にはご心配とお手数をおかけしちゃいました。スイマセン。
一時は救急車(タクシー)を呼んで貰うべきかと思ったほどでした。(今は回復済み)

自分の体調は自分で整えるしかないわけで、自重すべきところは自重しなくては。

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2017/06/21

170521 平塚美術館

名称:リアルのゆくえ-高橋由一、岸田劉生、そして現代につなぐもの
場所:平塚市美術館
会期:17.04.15〜17.06.11
入場料:¥800(招待券で無料入場)
見学日:05.21
図録:なし?

 江戸時代から徐々に招来された西洋画は、その科学的な写実技法が伝統的な日本の絵画と大きく異なり、当時の人々に衝撃を与えました。高橋由一は西洋の石版画と邂逅し、その迫真の描写に感動して洋画家を志しました。彼にとって写実とは、自然や身近なものなど外界に対する清新な感動を伝える手立てとして機能しました。さらに大正期、岸田劉生は北方ルネサンスの巨匠たちの「クラシックの美」をめざし卓抜した描写力で写実を極めました。それは現実を超え出る写実であり「内なる美」の表出として高く評価されています。劉生および彼の率いる草土社は同時代の青年画家たちに大きな影響をもたらしました。ここにおいて写実は外界の描写のみならず内面を表出する手段として機能しました。由一と劉生の事物に対するアプローチは異なりますが、両者とも偽りのない心情を示すため細部まで写実的に再現する必要があったことに変わりはありません。

 その後、写実絵画は時代の変遷とともに、様々な役割を担いました。また、写実という概念そのものも時代の思潮により変化をきたしました。それは西洋由来の写実をいかに消化し己のものにするかという意識の表れかもしれません。

 今また細密描写による写実が注目されています。本展は、移入され150 年を経た写実がどのように変化しまた変化しなかったのか、日本独自の写実とは何かを作品により検証し、明治から現代までの絵画における写実のゆくえを追うものです。   

リアリズムってなんだろう?見ればみるほどわからなくなってくる。感想が「写真みたい!」では意味がないものなぁ。 少しでも感情が載っている作品の方が、理解できる気がした。

そういう意味では長谷川潾二郎の猫はリアルさよりも心情的な空間のひろがりを感じさせられたように思うのだが。(猫だからという理由ではあるまい)
猫のヒゲをつい確認してしまった。これはいい絵だなぁ。もう一度、洲之内徹の気まぐれ美術館を読みたくなったよ。

ほか高野野十郎、岸田劉生、中村不折、五姓田義松、犬塚勉など。

名称:斎藤文夫コレクション 浮世絵・神奈川名所めぐり
場所:平塚市美術館
会期:17.04.15〜17.06.11
入場料:¥400(上記招待券で無料入場)
見学日:05.21
図録:あったらしい?

 太平の世を謳歌していた江戸時代後半、多くの人が旅に出るようになりました。その背景として、江戸・日本橋を起点とした各街道が徐々に整備されて道中の安全性が高まったこと、経済の発展により人々の生活に余裕が生まれたこと、また、十返舎一九作『東海道中膝栗毛』の大ヒットにより旅への関心が強まったことなどが挙げられます。旅に出ることが叶った人々は、伊勢神宮などへの参詣を名目に、東海道を上りながらの物見遊山を楽しみました。

 現在の神奈川県域は、江戸時代には武州(武蔵国)・相州(相模国)と呼ばれ、江戸の庶民が信仰した寺社や古くからの景勝地が点在していました。江の島や大山は信仰の場所として多くの参詣者を集め、金沢は風光明媚な場所として、箱根は湯治場として人気がありました。また、武州・相州には、京と江戸を結ぶ主要な幹線道路である東海道が通り、平塚をはじめとする宿場町が賑わいをみせていました。各地のそのような賑わいが、多くの浮世絵師によって描き出されています。

 本展は、川崎・砂子(いさご)の里資料館館長・斎藤文夫氏が長年にわたって精力的に収集した浮世絵の中から、神奈川県内の名所・東海道の宿場を題材とした優品200 点をご紹介することで、郷土の魅力を再確認しようとするものです。ここでご覧いただく名所の多くは、現在も変わらず私たちにとって馴染み深い観光地です。その今昔をお楽しみください。

砂子の里資料館、館での公開はやめたのよねぇ…。
とはいえ、こういう貸出を行うのはありがたい。神奈川だけの特権か。

浮世絵自体はそれほど感銘を受けない(おい)のだが、描かれているものには興味を持って眺めていた。たとえば大山。大山自体を描くとか阿夫利神社を描くのではなく、大山のアイコンとして良弁の滝が必ず描かれている。あの滝がキャッチという訳か。
金沢八景もアイコンとしての金沢なわけで、実際に金沢に行ってがっかりした旅人も多かったのではないか。
そういう目をもっと働かせれば、いろいろ発見も多いかな。今後の課題。

ほかに小林清親、川瀬巴水、石渡江逸が見られたのはめっけもの。笠松紫浪が気になった。
さすが、斉藤文夫センセコレクションという感じかな。神奈川は押さえてあるね。

このあと道を挟んで反対にある平塚市博物館も見学。

人文・自然とも雑多感(ごった煮)はあるものの、コンパクトながら押さえるところは押さえてある印象。地方の公共博物館はかくあるべし。(野外講座系も強いと聞いた記憶が、違ったかな?)

鎌倉に出て、中央図書館で貸出カードを作成(横浜市民でも作成可能になったのだ。感謝。)。ヒグラシ文庫にて、まかないを3杯。酔うて候(まだ日も高いというのにw)

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2017/04/02

カッサンドル ポスター展

名称:カッサンドル・ポスター展 グラフィズムの革命
場所:埼玉県立近代美術館
会期:2.11〜03.26
入場料:¥1000
見学日:3/26(またしても最終日!)
図録:あり。購入。¥1800

 カッサンドル (1901-1968) は、ウクライナに生まれ、フランスで活躍した20世紀を代表するグラフィックデザイナーです。キュビスムやバウハウスから影響を受け、1920年代に制作した幾何学的でダイナミックなポスターは、時代の先駆的な表現として、グラフィックデザイン界に「革命」とも言うべき大きなインパクトをもたらしました。カッサンドルのポスターに共通する壮観な構図とスピード感は、機械と大量消費の時代をまさに体現していたのです。1930年代に入ると、画家バルテュスとの出会いから絵画制作に熱中する一方、アメリカでファッション雑誌『ハーパーズ・バザー』の表紙を手がけるなど、芸術家として活動の舞台をさらに広げていきました。

 この展覧会では、2018年に没後50年を迎えるカッサンドルの仕事を、ファッションブランド「BA-TSU」の創業者兼デザイナーである故・松本瑠樹氏が築いたコレクションを通してご紹介します。松本氏のカッサンドル・コレクションは、保存状態の良好なポスターの代表作、およびカッサンドル直筆の貴重なポスター原画を含むものとして、世界的に高く評価されています。国内ではおよそ20年ぶりの回顧展となる本展で、カッサンドルが到達した至高のポスターデザインをご堪能いただければ幸いです。

カッサンドルとの出会いは沢木耕太郎の深夜特急。あの表紙にはしびれたなぁ。同じ間隔の人は多いのではあるまいか。

黄金比、透視図法といった幾何学性も自分の好みとマッチするのではないだろうか。

以下、作品を見たメモを。

グラン=スポール
写実的なハンチングと幾何学的な顔の輪郭で構成。

メゾン・ドレーで
デザインされた文字だけのポスター。書体と色と大きさの違いだけ。
本来広告デザインとはこういうものなのかもしれない。

ゴールデンクラブ
タバコの広告。箱から大きく立体的に飛び出した三本のタバコ。その飛び出した タバコの先に金色でクラブ(タバコの名称と掛けているのか?)を描いている。

L.M.S.
鉄道会社のポスター。(ロンドン、ミッドランド、スコットランドの頭文字みたい)
蒸気機関車の動輪を描く。
車輪から赤い火花が散っているのだが、これ向きが逆ではないのか?
機関車自体(進行方向といえばいいのか)は右向きにみえるのだが、車輪から散る火花も右側。
火花の散る方向はそういうものなのか、俺の機関車向きの見立てがおかしいのか。
でも左向きに動くのって、なんだか違和感があるような気がするのですけどねぇ。

ノール・エクスプレスやラ・ルート・ブルーといった深夜特急の表紙を飾った絵たち、いやあ眼福ですがな。

ロアゾ・ブルー
プルマン社(鉄道用客車製造・運行会社とでもいうのかな)のもの。
大きなツバメのシルエット。日本のC62蒸気機関車のツバメに似ている。

ワゴンバー(ワゴン=リ社鉄道用客車製造・運行会社の食堂車? )
ワインとグラス、ソーダ水入れとカクテルグラス、その後ろに鉄道車両の車輪(ここだけ写真)

これらのものと比べて後半生のものはちょっと頂けなかった。
シュルレアリスム的影響を受けた作品群。素直に見られるものではない。
もともと画家志望というのも関係があるのだろうか。

本人がデザインしたタイポグラフィの展示も。ペニョー体。(他に二つあるそうだ)
雑誌などで読むためのものとして開発。
小文字のデザインは劣化したものと捉えていた(A→a、B→bとか)ため、大文字と全く同じデザインを小さくした物を利用。
自身の展覧会のポスターでこのタイポグラフィのみを利用している。

交通の発展と観光への情熱(そしてスピードへのあこがれ)という時代性を強く感じた。
タイポグラフィや幾何学的なデザインの美しさも十二分に。

常設展というかコレクション展もなかなか眼福。
古川吉重のFIELD-12と山村耕花の雀跳瞬間が気に入った。
タイトルは失念したが小村雪岱と鏑木清方の作品もよかった。

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2016/12/12

161211横浜ベイブルーイング戸塚工場オープニングフェス

横浜と鎌倉の狭間にして、世界の中心・戸塚で、乾杯の声をあげる。喉を高々と鳴らし、杯を空にせよ! #寒さなんて関係ない

横浜と鎌倉の狭間にして世界の中心・戸塚で、乾杯の声をあげる。喉を高々と鳴らし、杯を空にせよ! 寒さなんて関係ない!

ということで、友人達と総勢7名で横浜ベイブルーイングの新工場のオープンイベントに行ってきました。
2500円で5時間飲み放題。これは、おいしいイベント!と思ったのですが、あまりの混雑ぶりにさほど呑みきれませんでしたよ。運営の方も予想を超えて、ドタバタしたのではないかと想像します。ご苦労様でした。
天気もさほど寒くならず、風もなく、屋外でビールを頂くには丁度いい天気でした。一安心。ビールを飲むには寒すぎるのではと、心配していたので…。

飲んだビールは…

①ベイピルスナー無濾過
②IBUKIフレッシュホップ
③ベイヴァイス
⑦ダーチービター with 窒素
⑧ブラックマイルド with 窒素
⑤ドラゴンスリーパーIPA

好みは2番。さわやかなホップの薫りが好きなので…これが。いつまでも飲んでいられる感じ。

飲めなかったのは…
④パイルドライバーIPA
⑥ベイホワイト(仮)
⑨ベイピルスナー(DHCビール委託製造分ラスト)

6番は気になったけれども飲めなかった…。残念。

来年三月には戸塚駅から徒歩3分に、横浜ベイブルーイングのお店ができるそうなので、戸塚という地に根付いてくれるといいなぁ。飲兵衛のみなさん、こちらの店もぜひ行きましょう!

帰路は戸塚駅まで酔歩。途中の文明堂の工場のショップに立ち寄り。(偶然ではなく、わざとそのルートを選んだのですからね!)日によっては、おこわも販売しているようなので日をあらためて買いに行くつもり。カステラ、あまり好きではないのだが、案外おいしく感じたので…。

大船ヒグラシで一杯。その後、Dining & Bar 月なみ屋 にて打ちあげ。愉しい1日だった。感謝。

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2016/12/06

161120みちくさ市@雑司ヶ谷とLIXILギャラリー

朝、モーレツな朝霧に出掛ける気分をそがれる。

意を決して重い腰を上げ雑司ヶ谷へ。まずは朝昼兼用の食事。鬼子母神近くの居酒屋でランチ。魚がおいしい店らしいが、揚げ物と刺身の両方を食べたくて中途半端なメニューを選んでしまった。反省。揚げ物か刺身のどちらかに拘るべきだった。まあ、とろろご飯はおいしかったのだが。

鬼子母神境内の手創り市 鬼子母神・大鳥神社を覗く。素敵なクラフトの数々!手持ちの金が少ないので手を出せず…素敵な手ぬぐいがあったのになぁ。

ふらふらと鬼子母神参道へ、おお!古本フリマ(一箱古本市とは名乗らない←これ、結構重要なことらしいよ)みちくさ市のお店がちらほらと見える。
にしても昔は鬼子母神付近は小洒落たお店はあまりなかったような気がするのだが(メロンパン専門店?カレーパンだったかな?あとは工房系とか)…嗚呼、幾星霜。学生時代に訪れていた頃とは風景が一変。時代は変わりますなぁ。

みちくさ市、いい感じ。
写真は人の少ないところを撮影。いろいろ面倒な時代故ね。

レインボーブックスさん、古ツアさんにご挨拶。レインボーさんからは一箱古本市の雑誌「ヒトハコ」を購入。ようやくの入手!うれしい。レインボーさんに感謝。
読書空間みかもの主催者を紹介される。こんど、みかもの古本市も行ってみよう。12/18かな。奥沢にて。
古ツアさんの場所はちょっと微妙な場所で、往路では全く気がつかず。復路で帰り際に気がついて立ち寄るった次第。せっかくなので2冊ほど購入しました。サイン頂けるように著書を持っていけばよかったな。そこが残念。

鬼子母神で開催中の手創り市と相まって、街の雰囲気がとてもいい。勝手出店(街のお店が店先に本を並べる)もあるようで、本と人と街のいい関係があるように見えました。
また、各地の古本屋を巡る古本修羅道は前からのものですが、各地の古本市を巡る(出店or客として。スタッフは一カ所で十分かなw)古本市修羅道にも踏み込んだ予感が…
当然、ブックカーニバルへのいい刺激も貰いました。ガンバラネバ!

というわけで戦利品。

今日のみちくさ市の #今日の戦利品 レインボーさんに古書現世、古ツアさんから!

次は銀座(京橋)へ。池袋からなら地下鉄か山手線を使えばいいのだが、あえて都電で大塚へ(時間に余裕があれば  王子駅まで乗りたかった!)

鬼子母神停留所の線路下が大きな空間になっていて驚く。都電と並ぶ予定の都道と関係ある工事なのかな… 以前は都道の工事もなく(もちろん副都心線なんて地下鉄も!)、鄙びた雰囲気の街だったのにだいぶ変わりましたなぁ。都電の車両も見慣れぬ車両ばかりでビックリ。

LIXILギャラリーの一階ロビーで開催された「LIVING CULTURE-LIXILギャラリーのグラフィック 35年の視点」を見に。いいねえ。みんな大好きLIXILギャラリー!
展覧会ごとに発行されたポスターやリーフレット、案内はがき、ブックレットなど、700点余にのぼるグラフィックの一部が展示してあるというもの。
広報・記録ツールとしてのグラフィックの重要性を再確認しましたよ。にしても、そのグラフィックの素晴らしさ!一つ一つ丹念に見ているといくら時間があっても足りないという…。(どうせなら、このグラフィックをまとめたブックレットも出版してくれないかな…)
見逃した・見られなかった展覧会をいくつも発見。せめて展覧会のブックレットぐらいはどうにかして入手したいな…(古本屋では結構まとめておいてある叢書なので、探すのは難しくない…はず)

LIXILギャラリーのグラフィックを見に。いいねえ。みんな大好きLIXILギャラリー!

二階に上がりLIXILギャラリーにて、「水屋・水塚 -水防の知恵と住まい-展」を見学。
洪水地帯での暮らし方・住まいとその地域性のある景観についての展示。

水屋・水塚展。中央の写真には土間の屋上に小舟が載せられている。こういう風景は氾濫常習地域だった、横浜市戸塚周辺でも話を聴くが、実際に見たことはない。

中央の写真には土間の屋上に小舟が載せられている。こういう風景は氾濫常習地域だった横浜市戸塚周辺でも話を聴くが、実際に見たことはない。

船の舳先型に生け垣を張り巡らして、水の流れに逆らわない方法。
まるで城のような石垣をつくるすまい。高床とステータス。お金ができるとまた一段挙げる 。家財の重要度で高さを変える蔵。
家屋が高くなる道沿いで一軒だけ路の高さのままの店・よろずや。客の出入りがしやすいように、家屋を高くしない。
低湿地を圃場化するために土を掻き上げる(と水路もできる)その風景。まるで日曜パズルの迷路のようだ。

さほど期待していた展示ではなかったのだが、見てみるとやはりおもしろい。
地域性で変化する風景のなかに地理的要因・気象的要因というのも関わってくるというのを感じられたように思う。もう一度、風土論(ベルグの「風土の日本」もかな)を再読してみよう。

LIXILブックギャラリーも当然ながら覗く。建築・都市・生活文化などを中心とした書籍群とその関連分野の本がセレクトされておいてある書店。
いつ行っても楽しいお店で、東京方面に出かけたときはなるべく寄るようにしている書店。今回は懐具合が寂しいので、歯噛みしながら店をでてきましたよ。

体調も気分もイマイチな中、意を決して出かけて大正解だった。感謝。

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2016/11/09

161105みちくさ部三浦七福神めぐり後編

いやあ、歩き疲れましたがな。友人からのお誘いで参加したイベント。参加して大正解。
歴史、自然(植物)、地理の解説を受けながらの三浦の大地をスキャニング。頭と目(と足も!)がフル回転。愉しい一日でした。
小網代の森は初めて、黒崎の鼻は20年ぶりかな?また個人的にでも行こう。

植生と地形、地形と自然地理学(地層、堆積、火山などなど)を組み合わせて考える面白さ。
個人的には、白鬚神社の構造が鎌倉におけるやぐら構造と同じと看破できたのが、ちょっとうれしい。

こういう街歩きというかフィールドワークは、様々な切り口・手法があると(今回も)感心しきり。自分でフィールドワークを主宰するときの勉強になりますなぁ。
(個人的メモ。指示棒と大きな虫眼鏡、写真を撮るときの定規)

やはり、「馬には乗ってみよ人には添うてみよ」ですな。またお誘いがあれば、可能な限り参加しよう。

| 猫綱 | | Exhibition感想 | Comment (0)

161030荻窪暗渠展

荻窪暗渠展を見学前に、後学のため西荻窪・荻窪の古書店をいくつか訪問。
老舗風古書店(二間間口の!)、新古本店、セレクトショップ風の古書店、サブカルに強そうな店などなど、様々なタイプの店が同じまちなかに共存しているのが何とも羨ましい。
川崎長太郎の抹香町の初刊行本と(現在の)文庫本がさらりと棚に置いてあったり、アラーキーと杉浦日向子の写真・対談集「東京観音」の初版(帯付き)が、とんでもなくお安いお値段で棚に置いてあったりして、驚愕しきり。あれは、目の毒じゃね…
街の個性と古書店の棚に何か因果関係があるのかどうか、これからもいろいろな街の古書店めぐりを続けたいと再確認。古本修羅道だねぃ…。

メインイベントは、杉並区郷土博物館分館(杉並区荻窪駅近く)で開かれていた、「荻窪暗渠展」の見学。
博物館の展示ながら企画展ではなく、市民主宰の展示という面白さ。こういうスタイルは他では見かけませんね。他でもやってみるといいのに。
暗渠のあり方を追求する分析型と暗渠の歴史やその周辺の物語を追求する深掘り型が両輪としてうまく回転している感じでした。
自分のスタイルと同じである深掘り型に共感しつつも、分析型のスタイルを知った故か、未知な荻窪〜阿佐ヶ谷のフィールドワークなのに暗渠を見つけるセンサー(足での地形のスキャニング、目による(暗渠)ランドマークの発見・再確認などを通じて)が働いたような気がします。はじめての街で、暗渠をあんなに発見できるとはね。ちょっと面白い感覚でした。
横浜や鎌倉が主の地形感覚の自分から見ればフラットすぎる武蔵野台地なのですが、細かく見ていくと小さな高低差が見えてきて、これまた面白い。横浜や鎌倉の暗渠よりも、武蔵野台地の暗渠の面白さは一歩抜きんでているのかもしれないと感じました。

杉並区郷土博物館分館の二階では、企画展「天沼弁天池があった頃 三人が残した足跡」が開催。
天沼弁天池は郷土博物館分館がある、まさにその場所(そして暗渠になった川の水源でもあるという)。 脚
気治療の薬を作った軍医、日本画家、天沼弁天池のほとりに住んだ資産家?(息子が同じ場所で中華懐石の料亭。その後、西武鉄道に買収)の三人。その足跡の紹介と共に、古い地図が多数。眼福でした。

| 猫綱 | | *Lifelog2016 Exhibition感想 | Comment (0)

2016/09/08

横浜の企画展三件

名称:細心精緻な幕末絵師「貞秀」ワールドにようこそ
場所:横浜市中央図書館1階展示コーナー
会期:8.16〜9.19
入場料:無料
見学日:9.7
図録:なし。展示目録・参考文献リストあり

横浜浮世絵と鳥瞰図を描いた幕末の絵師・五雲亭貞秀についての展示。
以前より気になる絵師。まさか図書館で展示があるとは思わなかった。(過去に県立歴史博物館で展示あり)
まずは貞秀の浮世絵師としての位置づけから。
国貞門下(国貞はあまり作品を知らないので、今後気をつけてみてみよう)。
パリ万博の浮世絵(総代)代表として参加(どんな作品が展示されたのだろう?)。
馬琴の作品の挿絵を描く。(八犬伝にも書いていたはず。貞秀の文字を見た記憶が)

次は作品
横浜土産という。詩画集。詩歌は他の人のもののようだ。(ちゃんと読めなかった)
幕末・開国時の横浜の風景。鳥瞰図的手法で、眺めていてい飽きない。作品を間近でしげしげと見られるのは、微細なところまで確認できて面白い。
絵の中に本牧十二天の崖を見つける。今では想像がつかない風景。
当時の横浜周辺の村の名で聞き覚えがないものを発見。首をひねる 。

鳥瞰図。
武蔵国全図。武蔵の村と街道を描いた地図。他にもいくつかの国で描いているようだ。(相模国もあればねぇ…)
富士山真景全図。富士山を描いた図。展示されていたのは、組み立てて富士山を立体的に見るもの(一種の立万古か。神奈川県立歴史博物館で販売している記憶)。
実際に彼自身が富士登山の経験があるようで、それ以来鳥瞰図的手法を会得したものらしい。

参考文献の展示と電子アーカイブの紹介。(うまく繋げてあるなぁ!)

コンパクトながら見応えのある展示でした。

名称:豊かな海と暮らし 金沢区柴の昭和史
場所:横浜市中央図書館地下1階(横浜市史資料室)
会期:7.16〜9.22
入場料:無料
見学日:09.07
図録:なし。チラシと市史通信

小柴の海苔、シャコ、そしてタイラギ(という貝)について。資料と写真を中心とした展示。漁労史にとどまらず地域史的視点も含めた面白さ。
タイラギという貝が気になる。貝柱を寿司ネタとして利用したものらしい。今でも食べられるのかな。潜水服による漁法はやはり房総からきたものだろうか。
海苔の生産方法の技術革新。出荷量が最大だったのは、金沢の埋立がはじまる昭和40年代。それ以前は微々たるもの。
海苔生産の道具の展示。八聖殿郷土資料館からのもの。八聖殿も行ってみなくてはね。

横浜市史資料室の展示は毎回素晴らしいのに、なかなか入ってこないのが難。(図書館の展示も…だけど。何かいい方法はないものか。)

名称:重要文化財指定記念 まるごと氷川丸
場所:日本郵船歴史博物館
会期:7.16〜12.25
入場料:¥400(博物館のみ)
見学日:09.07
図録:あり。値段不明。未購入。(購入予定)

これは横浜市民なら行っとけレベル。図面、絵葉書、パンフレット、写真、メニュー表などの資料の一つ一つが面白い。食堂などのカラースキーム透視図が見応えあり。(設計チームの違いを見るべし)

戦中の病院船時代や、戦後すぐの復員船・引揚船・商船(内航)時代や、シアトル航路に復帰の資料などもあり、(くわえて横浜係留後のも!)まさに「まるごと」でした。

館内に展示された氷川丸の艦船模型と実際の氷川丸も含めて見て回るとよい。できれば展示説明も聴きたいところ。(今日は寄れなかったが、横浜みなと博物館の柳原良平展もいくべし)

| 猫綱 | | Exhibition感想 | Comment (0)

2016/08/15

企画展感想棚卸

名称:江戸の博物学 〜もっと知りたい!自然の不思議〜
場所:静嘉堂文庫美術館
会期:6/25〜8/7
入場料:¥1000
見学日:7/17
図録:なし

私たちをとりまく大いなる自然。博物学とは、この自然に存在するモノについて幅広く研究する学問です。東洋では、それらは本草学として特に薬の分野で発達してきました。我が国も古くから中国の本草学を取り入れてきましたが、江戸時代後期の1700年代半ば頃から西洋の博物学がもたらされるようになり、その影響を受けるようになってきました。

本展では本草書の歴史をたどりつつ、それと並行して江戸時代の人々に西洋博物学がどのように受け入れられてきたのかをご紹介します。そこには、現代の私たちと同じ“自然への探求心”を見出すことができるでしょう。「江戸の博物学」の魅力をご堪能ください。

最近気になっているのが、江戸時代の本草学(博物学)。以前LIXILギャラリーで本草学関連の展示を見たが、今回は本草学にとどまらない範囲のもの。

以下メモ
中国の植物図鑑(元時代)と同じ物を江戸時代に復刻したもの。その差異。
備前焼の香炉。雁と雉。精細・写実。そしてかわいらしさ。いい。
天保時代の植物図譜。自然学と美術のいい関係。精緻さの中の絵師の絵心がほのかに神まみえる。
司馬江漢、杉田玄白、平賀源内、青木昆陽など。医学や科学、宇宙、オランダ語辞書まで。(やっと博物学らしく)
西洋の植物学手法を使った植物図鑑。分類にリンネの分類法を使用。(日本の本草学はあくまで植物の利用法として発達してきた故)
木村黙老の「鱗鏡」。260種の魚類図鑑。実際の絵を見られるのは展示の都合上一部だけだが、パネル化して全部を展示してあるのがよい。黙老という名に聞き覚えがあるのだが、畸人伝か森銑三の評伝で見かけた名だろうか。

コンパクトな展示だが、見応えはありました。

名称:ザ・模型 —NYK Model Ships—
場所:日本郵船歴史博物館
会期:4.23〜7.10
入場料:¥400
見学日:2016.05.04
図録:なし

日本郵船の艦船模型の展示。
メモ紛失につき詳細不明。スクリューと舵の位置関係が気になったことは覚えている。
あと、一部の艦船模型を半分にカットしているのに複雑な気分になったのも。竜田丸があったような。

名称:「しでんほーる」開館記念 第2回しでんの学校写真展「横浜市電が走っていた あの街この街」
場所:横浜市電保存館
会期:8/13〜9/4
入場料:(市電保存館入場料¥400)
見学日:2016/08/13
図録:なし

友人たちの肝煎りなので、開催初日に遠征。
写真自体も見応えがある。それ以上に写真の前で繰り広げられる多士済々の会話が非常に面白い。
当日は、写真展終了後に野毛で酒飯。鎌倉に移動し「怪談の夕べに」参加。最後は大船で酒。
「怪談の夕べ」は怪談そのもの…というよりは、日本近代文学のなかで怪談めいたもの(人間の業を描いたもの)を朗読会でした。
鎌倉の路地の家(静かで涼しい!)の雰囲気と相まって、いい会でした。

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