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2020/05/01

2020年4月の読了本

4月は8冊。まあ、頑張った。ブクログ

このコロナ禍の中で、読書だけが自分の精神的な命綱のような気がする。
書店の営業も限られるなか、どうやって本を読んでいくかを考えてしまうね。




著者 : 皆川典久
洋泉社
発売日 : 2019-10-25

洋泉社の新刊を読むのはこれで最後か…。いろいろお世話になりました。
単行本の新書化(加筆あり)だが、持ち歩きにはこのサイズが便利よね…。

 

特集:横浜に路面電車があった頃
ISBN:978−4−87645−607−9
こちらが欲しい情報(暗渠)は得られず。でも、横浜市電があったエリアが、本当の横浜なのだなと。

古い写真の効用。主題ではないもの・細部に宿る地域性・歴史。その大切さ。

ZINEは自分のための小さなメディアなのだと感じる。
自分も改めてZINEづくりに勤しまなくては。
第一章の個人的メディア史を読んで、その(中高生時代の)文化的豊熟度に目を見張る。自分も著者とは同時代の人間だが、こんなに文化的に豊かではなかったな。地域性なのか、俺の感性なのか知らんけど。(当時、それなりにサブカル系にアレコレしたとの自負はあったのだが…)
ただただ溜息のみ。小沢信男さんの言葉に涙が出る。
必要なところだけ(文春砲なぞ関係なく)。坪内祐三追悼座談会を。
ようやく読了。この本を読んで、神仏混交の意味がみえたような気がする。

京都/奈良といっても小さなエリアしか知らないのだな、俺は。近畿文化圏でみれば、もっと広い世界があるのだなな。
それは関東でも同じ。鎌倉時代の影響を相模・武蔵に絞ってしまうと見えなくなる物があるよね。自戒。

戦後の横浜の都市形成史のひとつとしての防火帯建築。その特異性(線ではなく面・密集度など)を歴史的経緯・地理的要因、関わった人々のなどから読み解いていく。
後半のリノベーション的手法による活性化の話も面白い。
まずは横浜の街を歩いて、もっと防火帯建徳を観ていこうと思う。

横浜の歴史愛好者・都市愛好者で話題にならないのが不思議なくらいの良書。
防火帯建築のみの議論ではなく、横浜という都市の特性・歴史的経緯についてもしっかりとした指摘がある。
防火帯建築を眺めるために横浜の街を歩くだけではなく、同じ県内の横須賀や藤沢のそれも歩いて行かなくては。

路上観察的視点とマジックリアリズム、そして大人になると失ってしまう感性。

 

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