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2019年12月

2019/12/31

2019 Best of the Bests

年末恒例。一年を振り返る記事。

まずは、読了本から。
2019年に読んだ本は91冊
昨年は85冊(ただし、読書管理サイトの移行につきヌケモレが発生しているので、実際にはもっと多いはず)。
今年はあまり読めていない感が強い年だったのだが、それなりにいいペースではないかと。

順不同でベスト本を紹介する。

2019ベスト確定(まだ半年あるが)。最の高。著者の探偵ぶりに感嘆。探偵ぶり…といっても探偵としての行動力でも推理力でもなく…、探偵としての規範…とでもいえばいいのかな。書かれた探偵としてのエピソードも対象のエピソードもそれぞれにいい。もちろん結末も。その結末の先があることを祈りたい。とりあえず、板チョコにかぶりつきたい。

読んだ当時で、このコメント。間違いはない。
フィルムは消失し、主演俳優は失踪。原作の行方もわからない、成瀬巳喜男幻の映画「チョコレート・ガール」を追う著者の探偵物語。読書探偵物であり、歴史探偵物でもある。それらに憧れる自分には、ぴったりの一冊だった。
最初はノンフィクションには思えず、著者による創作なのだと思ったぐらいのリアリティのなさw。でも、追いかけていくうちに、こちらまでいろいろ気になってくるという…。
俺も探偵としていろいろ修行しなくてはね。

今和次郎さんのバラエティブック。考現学を始めた頃の文章もよかったが、歳を経てからの文章もまたよい。民俗学から生活学(家政学?)への変化というのも、なんとなく飲み込めた気がする。
個人的には、「ジャンパーを着て四十年」が最高。

民俗学。考現学=路上観察。自分が好きなジャンルの大先達の随筆集。
観察をし続ける意味をもう一度考えなくてはね。今、この時、日本の街が変容している時代(何度目?維新、震災、戦争、オリンピック、バブルとバブル崩壊。そして、震災とオリンピック…)だからこそ。

アルプの創刊と終刊の経緯、そして執筆者の思い出など。アルプのような丁寧で端正な雑誌、今の時代は無理なのかな。

山の文芸誌という希有なジャンル雑誌の評伝。もし、自分が本をつくることがあるとしたら、ああいうスタイルを目指したい。

不思議な白昼夢感(でも、子供の頃に体験した世界)みたいな。
描き込まれた背景と、キャラの落差。そして、ストーリー。散歩趣味の人にはたまらない感じではないかな。

おそらく、俺にとって何度でも読み返すような座右の一冊になるのではないか。人に勧めるなら、この一冊を推したい。

ヒグラシ文庫有志のフリーペーパー。今号は元店主の故・中原蒼二特集。(投げ銭制)
様々なエピソードとともに、自分が巡り会った中原さんの思い出を思いだす。
ヒグラシの店主と客として。とあるイベントの協力者として。厚かましくも知人を紹介したり、自分のZINEを押しつけたり。
自分の人見知りもあって、大して会話しなかったことが、本当に悔やまれる。もっと、お話しをしてみたかった方でした。著作にサインもお願いできなかったなぁ。

友人が編集しているとか、知人(呑み仲間?)が、筆を振るったとか関係なく、ただ『あの男』の思い出に涙。

考現学の意義、歴史、そして今(将来)。石川さん、佐藤さん、飯田さんの論考にいろいろ考えさせられた。

考現学というか路上観察の手法は、現代でも意義があると思わされた本だった。

他に、デザイナー 渋井直人の休日続 デザイナー渋井直人の休日 (文春e-book)。星羊社の、はま太郎 vol.16―横濱は南区をとことん歩きたい人に贈る 南区特大号めご太郎 第二巻もベストにあげておきたい。

次は、企画展&イベントから。
2019年は体調不良などで、以前よりもだいぶ減りましたね。それだけ歳を取ったということか。
体調を整えることもしっかりやらなくては。

野口久光 シネマ・グラフィクス横須賀美術館
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ジャズと映画。それは行くよね?という感じ。映画ポスターの美しさに見惚れたな。

●あたらしい時代の始まり@ 鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
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神奈川県立近代美術館鎌倉本館の廃止に伴い、鶴岡八幡宮が建物をそのまま利用した施設運営のプレオープニングイベント。
建築が好きな人は楽しめた展示だったのでは。また、今回の改装のアーカイブも展示されていて、そういう記録を取っているところに鶴岡八幡宮の本気さを感じた展示でした。マタイカナクテハ。

吉田謙吉と12坪の家ー劇的空間の秘密 @LIXILギャラリー
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考現学のもう一方の祖・吉田謙吉の展示。自宅の設計の面白さもさることながら、考現学関連のそれが面白かった。

畦地梅太郎・わたしの山男町田市立国際版画美術館
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木版画大好き、アルプ(山の文芸誌)大好きの猫綱さんには、たまらない展示。
台風の余波の残るなか、わざわざ行った甲斐はあったかな。

地域の編集ーローカルメディアのコミュニケーションデザイン日本新聞博物館
ブログ記事はなし。

豊穣な各地のローカルメディアに感嘆した。
ローカルであることはマスマーケットから下に見積もられる必要はない。そこにどれだけの熱情を込めることができるのか、が大切なのだろう。
手法としてのローカルメディアはいろいろ実験してみればいいのだ、とおもわされた展示だった。

最後に行けなかった展示(で、悔しい思いをしたもの)を並べておく。

中島敦展――魅せられた旅人の短い生涯神奈川近代文学館
Archives: Bauhaus 展ATELIER MUJI GINZA
猫町装丁展デザイン&ギャラリー装丁夜話 山川直人さんの書いた猫町の本だけは入手。装丁はされていない物だけど…。
江戸の凸凹 ―高低差を歩く太田記念美術館

他にもある気はするが、重要度は低いかな。

9月以降の体調不良で、どうにもならなかった自分が本当に残念。来年は体調を重視しつつも、もっと読んで歩けるようにしなくては。

2019年もありがとうございました。来年もまたよろしくお願いいたします。

2019/12/30

2019/12の読了本

2019/12に読み終わった本は12冊でした。まあ、読んだ方かな?




著者 :
発売日 :

古くからの友人から頂く。当時ASCIIは読み始めたころか。(ただ、この号を購入した記憶はない)
表紙がNeXTだし。新製品がMacintoshIIcxだったり…。嗚呼、幾星霜…。




著者 :
発売日 :

同じ友人からの頂き物。まさか、RWCの決勝を見にいった人が身近にいるとは…。
ありがたく、RWC気分を味わわせて頂いた。

特集:串田孫一。池内紀さんの「二列目の人生」はこの雑誌の連載だったのか。(これは文庫版にはない評伝か?田沢稲舟という女性作家。)

銀花みたいな工芸寄りの雑誌で串田孫一特集とはね。端正な内容でした。

著者 :
星羊社
発売日 : 2019-12-15
南陀楼綾繁さんの書いた、今純三(今和次郎の弟)のコラムで、いろいろ腑に落ちる。
スーマーさんのエピソードにわくわくする、魅力的な街だなぁ。
暗渠マニアックスの記事も安定感。どんな場所でも暗渠の視点から街を見ることは可能なのだなと。
そして登場する店のそれぞれによだれが…。うんまいものが沢山ある感じ、いいなぁ青森。
古本屋さんも、尋ねてみなくてはね。

みんな大好き星羊社の新刊。青森をはま太郎のような視点で歩く本。暖かくなったら、行くぞ青森。

湘南地区のフリーペーパーから、飲食店紹介をまとめた本。行ってみたい店が結構あるなぁ。

SNSで知ったリトルプレスを近所の書店で入手できるうれしさ。そして、本と日常と…。

ブクログプレゼント企画の非売品見本。 #息吹

巻を措く能わずでした!
奇妙な味というか異色作家短篇集を思いだした。SF=サイエンスフィクションではなく、スペキュレイティブ・フィクションの一種という感じか。すなわち思弁小説。
神林長平さんの作品を読んでいるような感覚に襲われたかな。

本来のSFってこういう事なのでは、と。そして俺が若いころ流行った純文学とエンタメ小説の中間のような伴流文学(スリップストリーム)を思いだした。当時結構嵌まったクチなので

暗渠マニアックスのお二人の記事が読みたくて購入。

不思議な白昼夢感(でも、子供の頃に体験した世界)みたいな。
描き込まれた背景と、キャラの落差。そして、ストーリー。散歩趣味の人にはたまらない感じではないかな。

補足すると、路上観察的な視点を持つ人(=俺)にはたまらない作品のように感じた。今年読んだ中でもベストに入る作品ではないか。

リトルプレス。地図趣味だけではなく、ドボク的や路上観察的な視点も

崎陽軒特別カバー付き。
社会派ドタバタ喜劇。うまく時代を捉えつつも、喜劇で大団円にまとめてあるなぁ。
でてくる人物や事物のモデルを推理してみたくなる感じでした。
巻末の付録にある獅子文六の横浜愛に溢れた文章も読み応えがある。

獅子文六って、まじめな人のように見えるが小説は結構ライト。その落差がちょっと面白い。横濱と関わりの深い人であるだけに、横浜愛の深さもまた格別だな。

2019/12/02

2019年11月の読了本

11月は6冊。電子書籍とフリペとZINE。しっかりとした読書ではないなぁ。

ヒグラシ文庫有志のフリーペーパー。今号は元店主の故・中原蒼二特集。(投げ銭制)
様々なエピソードとともに、自分が巡り会った中原さんの思い出を思いだす。
ヒグラシの店主と客として。とあるイベントの協力者として。厚かましくも知人を紹介したり、自分のZINEを押しつけたり。
自分の人見知りもあって、大して会話しなかったことが、本当に悔やまれる。もっと、お話しをしてみたかった方でした。著作にサインもお願いできなかったなぁ。



著者 :
文藝春秋
発売日 : 2019-10-24

ラグビー関係で今年はNumberを読んだなぁ。これで、ひとまず最後か。

路探祭にて頂く。こんなに橋跡って残っているものなんだなぁ。

路探祭にて頂く。台湾への興味がまたふつふつと。

凡人を謳っているが、読んでみたら非凡人だった。目の付け所が!!!

路探祭にて購入。著者は、デイリーポータルZのライター。

SNSでこの本のことを知ったときは、ゲタバキの意味がピンときていなかったのだが、なるほどああいうものね!
地元のものがひとつでていて、納得感。そういえば、あの上に住宅があることをすっかり忘れていたよ。

路探祭にて購入。

 

2019/12/01

Exhibition覚書’19/12

11月以降のものを備忘録的に。(最終更新12.30)

あくまで自分が興味あるものの備忘録。内容の多寡や質について意見を言われる筋合いはない。

(更新記録12.01、09)

○見学必須
△見学するかな?
●記録として。(場合によっては行く)
◎見学済

開催中、終了済は終了日順。開催前は開催日順。
'12/12よりジャンル
分類を廃止。タグでカテゴリ分類を実施。(人文、自然、芸術、工学、トークイベントなど)

--会期終了--

○10.05〜12.01[人文]嶺の御嶽山と一山行者(大田区立郷土博物館[東京・西馬込])
▲12.07〜12.08[ブックイベント]12月反町古書会館展(神奈川古書会館[横浜・東神奈川])
△11.01〜12.15[芸術]鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開東京国立近代美術館[東京都・竹橋])
●09.10〜12.21[自然]風景の科学国立科学博物館[東京・上野])*常設展価格で入場可
◎10.05〜12.21[人文]地域の編集ーローカルメディアのコミュニケーションデザイン日本新聞博物館[横浜・日本大通り])
●10.19〜12.22[芸術]白洲正子-美のある暮らしー展(町田市民文学館ことばらんど[東京・町田])
○12.19〜12.25[ブックイベント]MM駅ナカ古本&ワインフェスタ(みなとみらい駅構内みらいチューブ[横浜・みなとみらい])
○12.29[ライブ]スーマー@ヒグラシ文庫

--会期中--

○11.02〜01.13[歴史]港・ヨコハマの1980年代 横浜港のシンボルができるまで(横浜みなと博物館[横浜・桜木町])
●10.05〜01.15[歴史]就航90周年記念 客船浅間丸 ~サンフランシスコ航路をゆく~(日本郵船歴史博物館[横浜・馬車道])
●12.07〜03.08[文学]獅子文六展(神奈川県立近代文学館[横浜・元町中華街])
○11.26〜03.21[人文]猫神様と養蚕展~やっぱり最後は猫頼み~(東京農工大学科学博物館[東京・東小金井])

--会期前--

○01.09〜03.08[芸術]写真家ソール・ライター展Ⅱ(仮称)(Bunkamuraザ・ミュージアム[東京・渋谷])
○01.11〜02.09[芸術]開館40周年記念「肉筆浮世絵名品展―歌麿・北斎・応為」(太田記念美術館[東京・表参道])
▲01.11[ブックイベント・トークイベント]橋本亮二×友田とん「繁茂する デスク周りを 闊歩する うもれる日々を 代わりに読む人」(ポルベニールブックストア)
○02.23[一箱古本市]第2回湯河原ブックストリート
○03.08[イベント]横浜トゥデイ10周年大感謝祭!
●03.14〜05.17[人文]式場隆三郎:脳室反射鏡広島市現代美術館[広島市・比治山下])
○03.28[ライブ]新井英一ライブイン鎌倉VIII

-- 未確認--

2022.03~05?没後50年 鏑木清方展(仮称)(東京国立近代美術館)
2020.07?川瀬巴水展?(大田区立郷土博物館)

2019の一箱古本市情報

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