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2019/08/16

2019/08/15山男と縄文と

夏休み中、夏バテやら台風の影響やらで延び延びになっていた町田行きをようやく敢行。
雨雲レーダー(Xバンド) を睨みながら、雨は降らないとの判断だったが…町田に到着後、大雨に。さすが雨男の判断力は悪い…

名称: 畦地梅太郎・わたしの山男
場所:町田市立国際版画美術館
入場料:¥800
期間:7/6〜9/23
見学日:08/15
図録:なし。展示目録はあり

町田(鶴川ね)在住だった山の版画家・畦地梅太郎の版画展。山の文芸誌・アルプで画文を書かれていた方なので、とくに興味がある人。

初期の版画の画風が全く違う。端正な作品と創作版画運動っぽい感じのものと。時代的に創作版画運動と被っていることに気がつく。なるほど。

石鎚山の版画。これは画文集に出ていたものか。のびやかな雰囲気。

そして山男シリーズ。山男シリーズは山を描いた版画が、リアルでない(稜線がちがう!とかそういうの)と指摘されるのに辟易として、山を描かないものにしたとのこと。写実とは違うところにも作家性は現れるのにねぇ。

ピッケルを抱えたもの。ザイルを背負ったもの。鳥(雷鳥)と一緒のもの。浅間山(煙の上がる山)を後ろに従えたもの。などなど。
山男の家族ものは表情がよい。キャプションには畦地の家族がモチーフと書いてあった。
鳥を抱いた男のもので好きなのがあったのだが…会場では見つけられなかった。他のバリエーションもあるのかな。
山の家族のプリント違い。山男のフードがオレンジ(茶?)の物はリュック?椅子?までわかるのでこちらの方がよいのではないか、と。

町田市の公民館?の緞帳の下絵になったもの。鶴(鶴川の意味か?)と団地。いまでもあるのかな?残して欲しい。

抽象画に挑戦した時期のもの。山におどる。お、おう…。評価をあまりされず、やめてしまったらしいが、これはこれで…。

期間開催中、山男総選挙やってました。投票用紙と投票箱ががちのものを使っているという…。やるな!

そういえば町田市立国際版画美術館の畦地梅太郎展で山男総選挙やってました。投票箱と投票用紙がガチという…

やわらかくのびやかな版画を目にして、こちらも愉しくなってきましたよ。画文集を久しぶりに読み返そう…そして、鶴川のアトリエを改装したギャラリーにも行ってみなくてはね。(あとりえ・う一部の作品はWebで見られます

別会場の企画展・インプリントまちだ展2019-田中彰 町田芹ヶ谷えごのき縁起もなかなかよかった。

常設コーナーでの若き畦地梅太郎の仲間たち―1930-40年代の日本の版画は眼福。藤牧義夫、平塚運一、前川千帆、谷中安規、小野忠重…などなど。やはり創作版画運動だよなぁ。

美術館を出ると、またしても大雨。しばらく美術館の軒先で停滞。レミオロメンの歌(←古いなw)のようには晴れ上がらず、とぼとぼと移動。

名称:縄文土器をよむ―文字のない時代からのメッセージ
場所:町田市民文学館ことばらんど
入場料:無料
期間:7/20〜9/23
見学日:2019/08/15
図録:なし。

縄文土器の装飾性のみに拘った展示。さほどの期待も(興味も)なく覗いたのだが、これが素晴らしい展示。
紋様の妖しさと力強さにすっかり魅了されてしまいました。

写真でいくつかを紹介したい。

IMG_7608
こんな感じで展示。結構大きいのもあって迫力がある。

IMG_7587
装飾の妖しさ!実用性はどうでもよくなってくる。

IMG_7596
なにか意味があって撮った写真なのだが…。縁の逆三角形の中にある紋様だったかな。

IMG_7599
楕円形の中の模様が上中下でそれぞれ違う。どういう意味合いがあったのか。

IMG_7600
土器の黒ずみに生活感をみる。煮炊きに使ったのかな。
紋様が唐草模様っぽくみえて…観ているときはあれこれ考えたな。

IMG_7605
耳飾りらしい。中の紋様はそれぞれ違う。直径5センチぐらいだったかな。ブローチっぽく見えた。

こんな感じで、それぞれの土器をじっくりと眺める感じ。詳しいこととかはすっ飛ばしても、現物を眺めるだけでも十分に愉しい。
こんな展示を文学館で開催するなんて…まあ、町田は博物館を閉館したからかな(怒)

町田は縄文遺跡が結構あるらしい。まあ、多摩丘陵と相模原台地の際で、境川や鶴見川の谷底がある場所と考えると、その通りなのだが。
町田にも興味を持ったので、今後町田の神奈川併合運動に参加…ではなくて、町田方面のフィールドワーク遠征も考えたい。

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