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2019年8月

2019/08/18

2019/7/15渡邊庄三郎が生み出した新版画@大田区立郷土博物館

名称:渡邊庄三郎が生み出した新版画
場所:大田区立郷土博物館
入場料:無料
期間:2919/7/2〜7/31
見学日:7/15
図録:なし

大正期に浮世絵的な手法で版画を再構築した新版画の版元・渡邊庄三郎。その作品群を紹介したミニ展示。
来年は大田区立郷土博物館で大規模な川瀬巴水の回顧展がまた開催されるらしい。(2012と2016にも開催。’12は行ったはず)

川瀬巴水の最初期の作品をはじめ、伊東深水、高橋松亭、フリッツ・カペラリ、エリザベス・キース、チャールズ・パートレットなど約30点を展示。

気に入ったのは、バートレットのIWABUCHI、ISOGO(杉田湾が奇麗に)、伊藤孝之の小台の渡し、月島の夕照あたりかな。外国人絵師の作品はあまり見た記憶がないので、こういうのはうれしいね。

絵師の腕前よりも彫師・刷師の技術向上が大きかったようにみえた。資金を用意しプロデュースして販路を確保する人がいて、才能のある絵師、技術を上げる彫り師・摺師がいて…。もちろん大正期のツーリズムの広がりという要素もあるけれど、良い時代だったのだなぁ。

常設展も面白い。発掘物による大田区の歴史、馬込文士村、藁細工(大田区の有名な産物だったらしい)、海苔、民俗、町工場、六郷用水(二ヶ領用水も含めた詳細地図)、玉川水道など。

この日は、西馬込にバスを使うルートを選んだけれど、このルートは使い勝手が良いと感じた。もうひとつ、西大井から徒歩で中延→西馬込も。

2019/08/17

2019/08/15一枚の切符から昭和のあの頃へ@都市発展記念館

町田の後は横浜に移動。

名称:一枚の切符から昭和のあの頃へ 思いだす昭和のイベント、ニッポンの風景
場所:横浜都市発展記念館
入場料:¥300
期間:7/13〜9/23
見学日:2019/08/15
図録:あり。購入。¥1080

観光文化史と横浜の地域史的な興味で見学に。決して鉄道趣味ではない。

まずは横浜のものから

絵入り切符の黎明は大正昭和期から。皇室関連・軍事関連・博覧会など。
大正初期の市電の新線開通記念の乗車券も展示。
震災の復興完了とか復興記念博覧会の記念乗車券、観艦式、開港記念祭のものなど横浜らしさを感じるもの多数。

戦後。貿易博覧会、皇太子ご成婚記念、東京オリンピックのものなど(後ろふたつは横浜は関係ないが)。
オリンピックあたりから切符が急に華やかになってくる。
新幹線開通。みなと祭99周年(根岸線開通と一緒に)。

私鉄のものも。
昭和31年の東急東横線高島町ー桜木町駅間複線化記念乗車券。とか、相鉄の保有車両100両突破記念。こういう地味なものも記念になるのね…
デザイン的には京急の都心乗り入れ記念とか相鉄の複線完了記念のものが良い。いかにも昭和のデザインだけど、好みである。

万博以降の旅行の大衆化とディスカバージャパンの時代。
乗車する切符が記念化するのではなく、記念乗車券自体がコレクションの対象になるような時代…とでもいえばいいか。

時代はもうちょっと後になるが、横浜スタジアムのオープン記念は(デザインとかが)懐かしい感じ。ああ、昔のジャイアンツのマーク(野球帽を被った下ぶくれのおっさん)やホエールズ(バットを持った一つ目小僧みたいなの)のそれ。
開港120周年とかみなと祭でSLを走らせた時のものなど、たぶん持っている様な気がする。
他、横浜駅の中央自由通路開通のもの。昔は馬の背を登ったところに国鉄の改札があったのよね…。懐かしいなぁ(ノスタル爺…)

次のコーナーは切符の歴史と各地の記念切符なのであまり興味が湧かず、ざっくりとみるだけでした…。

一番の切符はドリームランドモノレール開通記念のもの。ドリームランドモノレールって本当にあったんだ…

2019/08/16

足洗川の暗渠の埋立。(2019/07/20〜21)

横浜市神奈川区の入江川支流足洗川の暗渠の一部が埋め立てられるとのことで確認してきました。(2019/07/20〜21)

足洗川の暗渠が埋め立ての模様。つーか、すでに埋め立てが…。(金網越しの撮影)

場所はここ(ココログがGoogleマップ/オープンストリートマップの埋め込みに対応していないみたいなのでリンクで)
もとは中華料理屋が暗渠の上に不法占有?していて、暗渠がのこっていたのだと思われる。

工事現場の様子。工事用バリケードで囲ってある分に中華料理屋があった。 

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埋め立てられてない暗渠の内部を覗く。前の写真のバリケードパネルの手前側で暗渠が屈折しているのがわかる。

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近くにある(二枚目の写真の右側)暗渠サイン。昔の橋跡。これは残りそうにみえる。

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 今回フィールドワークして気がついたのだが(以前からこの場所はフィールドワークしている)、別の場所で見つけた「川をきれいに」的標柱が2本あることを発見した。一回認識できたことがこういう発見に繋がるのだろうな。

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今後どのようになるのか再度フィールドワークしなくては。横浜クラスタ&暗渠クラスタとして義務として。

2019/08/15山男と縄文と

夏休み中、夏バテやら台風の影響やらで延び延びになっていた町田行きをようやく敢行。
雨雲レーダー(Xバンド) を睨みながら、雨は降らないとの判断だったが…町田に到着後、大雨に。さすが雨男の判断力は悪い…

名称: 畦地梅太郎・わたしの山男
場所:町田市立国際版画美術館
入場料:¥800
期間:7/6〜9/23
見学日:08/15
図録:なし。展示目録はあり

町田(鶴川ね)在住だった山の版画家・畦地梅太郎の版画展。山の文芸誌・アルプで画文を書かれていた方なので、とくに興味がある人。

初期の版画の画風が全く違う。端正な作品と創作版画運動っぽい感じのものと。時代的に創作版画運動と被っていることに気がつく。なるほど。

石鎚山の版画。これは画文集に出ていたものか。のびやかな雰囲気。

そして山男シリーズ。山男シリーズは山を描いた版画が、リアルでない(稜線がちがう!とかそういうの)と指摘されるのに辟易として、山を描かないものにしたとのこと。写実とは違うところにも作家性は現れるのにねぇ。

ピッケルを抱えたもの。ザイルを背負ったもの。鳥(雷鳥)と一緒のもの。浅間山(煙の上がる山)を後ろに従えたもの。などなど。
山男の家族ものは表情がよい。キャプションには畦地の家族がモチーフと書いてあった。
鳥を抱いた男のもので好きなのがあったのだが…会場では見つけられなかった。他のバリエーションもあるのかな。
山の家族のプリント違い。山男のフードがオレンジ(茶?)の物はリュック?椅子?までわかるのでこちらの方がよいのではないか、と。

町田市の公民館?の緞帳の下絵になったもの。鶴(鶴川の意味か?)と団地。いまでもあるのかな?残して欲しい。

抽象画に挑戦した時期のもの。山におどる。お、おう…。評価をあまりされず、やめてしまったらしいが、これはこれで…。

期間開催中、山男総選挙やってました。投票用紙と投票箱ががちのものを使っているという…。やるな!

そういえば町田市立国際版画美術館の畦地梅太郎展で山男総選挙やってました。投票箱と投票用紙がガチという…

やわらかくのびやかな版画を目にして、こちらも愉しくなってきましたよ。画文集を久しぶりに読み返そう…そして、鶴川のアトリエを改装したギャラリーにも行ってみなくてはね。(あとりえ・う一部の作品はWebで見られます

別会場の企画展・インプリントまちだ展2019-田中彰 町田芹ヶ谷えごのき縁起もなかなかよかった。

常設コーナーでの若き畦地梅太郎の仲間たち―1930-40年代の日本の版画は眼福。藤牧義夫、平塚運一、前川千帆、谷中安規、小野忠重…などなど。やはり創作版画運動だよなぁ。

美術館を出ると、またしても大雨。しばらく美術館の軒先で停滞。レミオロメンの歌(←古いなw)のようには晴れ上がらず、とぼとぼと移動。

名称:縄文土器をよむ―文字のない時代からのメッセージ
場所:町田市民文学館ことばらんど
入場料:無料
期間:7/20〜9/23
見学日:2019/08/15
図録:なし。

縄文土器の装飾性のみに拘った展示。さほどの期待も(興味も)なく覗いたのだが、これが素晴らしい展示。
紋様の妖しさと力強さにすっかり魅了されてしまいました。

写真でいくつかを紹介したい。

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こんな感じで展示。結構大きいのもあって迫力がある。

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装飾の妖しさ!実用性はどうでもよくなってくる。

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なにか意味があって撮った写真なのだが…。縁の逆三角形の中にある紋様だったかな。

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楕円形の中の模様が上中下でそれぞれ違う。どういう意味合いがあったのか。

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土器の黒ずみに生活感をみる。煮炊きに使ったのかな。
紋様が唐草模様っぽくみえて…観ているときはあれこれ考えたな。

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耳飾りらしい。中の紋様はそれぞれ違う。直径5センチぐらいだったかな。ブローチっぽく見えた。

こんな感じで、それぞれの土器をじっくりと眺める感じ。詳しいこととかはすっ飛ばしても、現物を眺めるだけでも十分に愉しい。
こんな展示を文学館で開催するなんて…まあ、町田は博物館を閉館したからかな(怒)

町田は縄文遺跡が結構あるらしい。まあ、多摩丘陵と相模原台地の際で、境川や鶴見川の谷底がある場所と考えると、その通りなのだが。
町田にも興味を持ったので、今後町田の神奈川併合運動に参加…ではなくて、町田方面のフィールドワーク遠征も考えたい。

2019/08/01

2019年7月の読了本

2019年7月の読了本。

 

令和の世に考現学の採集報告を読めるとは思わなかった。看板建築、震災復興計画の記事も含めて保存版。能町さんの連載の新横浜駅篠原口の記事に膝を打つ。あの風景は特異だものねぇ…。

 

モブロさん最終日の購入。再読。また全巻を手元に置いておきたくなって…。(置くなら新版がいいのだが)

著者 : 相馬貞三
発売日 :

これもモブロさんでの購入。コレクション趣味はないのだが、こういう豆本も面白いかと。

稲生物怪録をリファインした物語。落とし所もいいね。

 

著者 : 佐々大河
KADOKAWA
発売日 : 2019-07-13

旅も佳境に。そして物語も。

著者 : つげ義春
新潮社
発売日 : 1998-02-26

手元にあるのはちくま文庫版。ちくま文庫版には、「退屈な部屋」が掲載されてないのでね。

著者 : つげ義春
新潮社
発売日 : 1995-04-01

猫町紀行を読み返したくて、購入。

発売日 :

ZINE。もっと淫祠(©永井荷風)よりかと思ったが…。これはこれでいい。

発売日 :

こういうZINEがでてくる時代になったのだな。応援したい。

Exhibition覚書2019-08

8月以降のものを備忘録的に。(最終更新8.29)

あくまで自分が興味あるものの備忘録。内容の多寡や質について意見を言われる筋合いはない。

(更新記録7.28、8.7、9、13、17、29)

○見学必須
△見学するかな?
◎見学済

開催中、終了済は終了日順。開催前は開催日順。
'12/12よりジャンル
分類を廃止。タグでカテゴリ分類を実施。(人文、自然、芸術、工学、トークイベントなど)

--会期終了--

▲06.11〜08.04[芸術]錦絵などでみる江戸東京の今昔(地下鉄博物館[東京・葛西])
△08.09〜08.10[イベント]地図ラー夏フェス’2019
△08.09〜08.21[イベント]池袋マニアフェスタ池袋 in 東急ハンズ池袋店
▲06.06〜08.24[人文]台所見聞録-人と暮らしの万華鏡-LIXILギャラリー東京[東京・京橋])

--会期中--

▲07.13〜09.01[人文]北からの開国(神奈川県立歴史博物館[横浜市・馬車道])
▲07.13〜09.01[芸術]原三溪の美術 伝説のコレクション展横浜美術館[横浜市・みなとみらい中央]
○07.23〜09.01[芸術]浮世絵と御開帳 相模と江戸の往来(藤沢市藤澤浮世絵館[藤沢・辻堂])
▲08.16〜09.08[イベント]「見る!触る!体験する!浮世絵大解剖 」~北斎の“グレートウェーブ”を究める~アダチ伝統木版画技術保存財団[東京・目白])
▲07.20〜09.16[人文]東京大学東洋文化研究所×金沢文庫 東洋学への誘い(神奈川県立金沢文庫[横浜市・金沢文庫])
○06.28〜09.23[工芸]Archives: Bauhaus無印良品 銀座 6F ATELIER MUJI GINZA Gallery2[東京・銀座])
◎07.06〜09.23[芸術]畦地梅太郎・わたしの山男町田市立国際版画美術館[東京・町田])
◎07.13〜09.23[人文]一枚の切符から昭和のあの頃へ~思い出す横浜のイベント、ニッポンの風景(横浜都市発展記念館[横浜市・日本大通])
△07.13〜09.23[芸術]原田治展「かわいいの発見」 (世田谷文学館[東京・芦花公園]
◎07.20〜09.23[人文]縄文土器をよむ―文字のない時代からのメッセージ(町田市民文学館ことばらんど[東京・町田])
○07.27〜09.26[建築]武蔵野の文化住宅とモダニズム建築武蔵野ふるさと歴史館[東京・武蔵境])
▲07.13〜09.29[芸術]みんなのレオ・レオーニ東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館[東京・新宿])
△07.20〜09.29[人文・自然]夏期特別展「平塚学入門」(平塚市博物館[平塚市・平塚])
▲06.28〜09.30[人文]「炊く」 ごはんをおいしくいただく道具たちLIXILギャラリー東京1F[東京・京橋])
▲07.20〜10.20[芸術]高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの東京国立近代美術館[東京都・竹橋])
△08.03〜10.20[芸術?]ひろがる地図東京都現代美術館[東京・清澄白河])

--会期前--

○09.01〜09.30[パネル展示]すぐそこにあった不思議な水路 六間堀ものがたり展(ブレーメンカフェ[東京・森下])
▲09.07〜11.10[人文]真教と時衆 第1会場(遊行寺宝物館[藤沢市・藤沢])
△09.07〜09.08[イベント]9月反町古書会館展(神奈川古書会館[横浜市・反町])
○09.28〜09.29[イベント]マニアフェスタvol.3(アーツ千代田3331[東京・末広町])
○09.28〜11.24[芸術]中島敦展―魅せられた旅人の短い生涯(神奈川近代文学館[横浜市・元町・中華街])
○10.03〜10.06[展示]台湾暗渠展(Casa chacaba[東京・南阿佐ヶ谷])
▲10.05〜11.10[人文]真教と時衆 第2会場(神奈川県立歴史博物館[横浜市・馬車道])
○10.05〜12.01[人文]嶺の御嶽山と一山行者(大田区立郷土博物館[東京・西馬込])
○10.19〜12.22[]白洲正子-美のある暮らしー展(町田市民文学館ことばらんど[東京・町田])
○11.01〜12.15[芸術]鏑木清方 幻の《築地明石町》特別公開東京国立近代美術館[東京都・竹橋])
○01.09〜03.08[芸術]写真家ソール・ライター展Ⅱ(仮称)(Bunkamuraザ・ミュージアム[東京・渋谷])
○03.14〜05.17[人文]式場隆三郎:脳室反射鏡広島市現代美術館[広島市・比治山下])

-- 未確認--

2022.03~05?没後50年 鏑木清方展(仮称)(東京国立近代美術館)
2020.07?川瀬巴水展?(大田区立郷土博物館)

2019の一箱古本市情報

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