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2019/05/05

20190428吉田謙吉と12坪の家ー劇的空間の秘密@LIXILギャラリー&不忍ブックストリート

名称:吉田謙吉と12坪の家ー劇的空間の秘密
場所:LIXILギャラリー
入場料:無料
期間:2019/3/7〜5/25
見学日:2019/04/28
図録:あり。未購入。

舞台美術家であり、今和次郎とともに考現学をリードした吉田謙吉の回顧展。
今和次郎に比べると注目される度合いが低く残念に思っていた方の回顧展なので、どうしても行きたかった。

まずは関東大震災後の東京で活動したバラック装飾社の話。美術学校の仲間たちと、震災後の東京を綺麗にするという目的で結成。あり合わせのバラック建築に装飾を施すもの。東方書店の装飾をしたらしいが、東方書店って、あの神保町の東方書店のことか?
今のセルフリノベに似ている感がw

そして考現学のあれこれ。当時の書籍、風俗のスケッチや調査データ等の実資料など。なんつーか、これを見られただけでも、来て良かったよ。

そして本業の舞台装飾。築地小劇場系。舞台も舞台美術も門外漢なので、俺にはなんとも判断できない。
いくつかの店舗設計の写真と設計図(ラフスケッチ?)。バー機関車というのがあったが、なかなかいい感じ。蒸気機関車風の内装。実際のレールをステップに使うなど。オーナーは俳優で鉄道趣味者だったらしい。吉田謙吉もそっち系のようなことが書いてあった。
その店のマッチラベルの原画も展示してあって、実際のマッチ箱が欲しくなるような感じだったな。

舞台装飾や店舗設計から派生した、(それぞれの事情に応じた)住まいの工夫の紹介記事。学校、教員、仮設住宅、ひとり暮らしのOL、アマチュアカメラマン(暗室兼書斎)など。押し入れをベッドにする提案なんかもあったな。昔の暮しの手帖のような雰囲気とでもいえばよいか。

そして自宅であった12坪の家。実際には使われたことはないらしいが、小舞台が家の中にあるような構造。実物展示は、卓袱台に抜き差し可能な足をつけてテーブルにしたもの。ほんま生活の工夫だわ。そして建築模型も展示。じっくり眺めてしまったよ。(つーか、けっこうな庭があったのね。)

IMG_7106

IMG_7102
(写真撮影可ですので。為念。)

12坪なのは、戦時中の住宅規制とかなんとか読んだような気が。二階に上がるのは居間?から脚立で登るらしい。それでも日々の暮らしで窮屈さはなさそうに見えたかな。

家を紹介されている当時の雑誌記事中に、「戦後満州から引き上げて七里ヶ浜の電車を修理して住んでいたが…」を記載されている。これって江ノ電のこと…だよね?
電車ハウス?は江ノ電でもあったのか。キャンプファイアーで燃やしたのは、何かで読んだような気がしたけれども(それも戦前だったような…?)。

銀座で考現学の採集をしている姿の写真。これが実にスマート。街に溶け込み、目立たない感じ。自分のフィールドワークもこうでありたい。あと、展示されていた採集用メモが野帳をだった。自分はうまく使いこなせない野帳だけど、うーむ、野帳はやはり便利なのか…

今和次郎のビッグネーム感に負けている吉田謙吉だけど、絶対に面白い人。娘さんが書いた評伝があるらしいので、これは絶対に読みたい。(吉田謙吉単体の考現学本もおもしろいですよ)

日暮里へ移動して、不忍ブックストリートに。昨年までの引率係から、今年はひとりで(お忍びで)一箱古本市を楽しむ。

エピソード的にアレコレ。

カレーのアンソロジーがとある一箱で販売されていて、手に取りアレコレ見て、その本を買おうと心に決めたときに隣で本を見ていた女性がその本をガン見していることに気づく。(自分より、その本への読書欲が高そうだったので)声をかけて手渡したのだが、あの女性は購入しただろうか。

クッキーフリマで有名になった元ユリイカ編集長が編集したユリイカ(特集「文化系女子カタログ」2005)が販売されていた。なんとタイムリー。店主はその本が話題であることを知らなかったようだった。中身を見たが俺にはついて行けず、購入は回避したけれども。
(オッサンによる女子視線のキモさでTwitterで取り上げられていた)

今日買った本が、以前からの蔵書の紙型違いであることに帰宅後に気がついた件。(以前からのものが改訂版)古本野郎あるあるだな。

昨年、一部で話題になった超よもぎ(蒸しパン?)。今年もありました。店主がいなくて買えなかったのが残念。あと、動物パンの店がどこだが思い出せなかった。

移転した古書ほうろうさんの新しい店を確認。弥生美術館に向かう途中の場所。タナカホンヤからも大した距離に感じなかったな。前の店より狭いらしいけれど、結構な広さ。正式オープンしたら、必ず漁書に伺います。

そして、小田原と横須賀の主宰、鎌倉の重鎮に出会ってしまった(こちらはお忍びなのにw)。悪いことはできないですなぁ。

一箱古本市、お客としてもやはり愉しい。また、どこかの一箱古本市へ出掛けよう。

#今日の戦利品 一箱古本市にいったのに、買ったのは古書店でという…。あと、タナカホンヤさんの店頭で販売していたサンドイッチ小屋さんの塩豚のエスニックサンドが最高でした。パッケージも可愛くて、とっておきたいレベル。

戦利品。購入は古本市ではなく古書店なんだけど…

ほんまにこのサンドイッチの袋は、可愛いデザインだなあ。

タナカホンヤさんの店頭で販売していたサンドイッチ小屋さんの塩豚のエスニックサンドが最高でした。パッケージも可愛くて、とっておきたいレベル。

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