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2016年9月

2016/09/08

横浜の企画展三件

名称:細心精緻な幕末絵師「貞秀」ワールドにようこそ
場所:横浜市中央図書館1階展示コーナー
会期:8.16〜9.19
入場料:無料
見学日:9.7
図録:なし。展示目録・参考文献リストあり

横浜浮世絵と鳥瞰図を描いた幕末の絵師・五雲亭貞秀についての展示。
以前より気になる絵師。まさか図書館で展示があるとは思わなかった。(過去に県立歴史博物館で展示あり)
まずは貞秀の浮世絵師としての位置づけから。
国貞門下(国貞はあまり作品を知らないので、今後気をつけてみてみよう)。
パリ万博の浮世絵(総代)代表として参加(どんな作品が展示されたのだろう?)。
馬琴の作品の挿絵を描く。(八犬伝にも書いていたはず。貞秀の文字を見た記憶が)

次は作品
横浜土産という。詩画集。詩歌は他の人のもののようだ。(ちゃんと読めなかった)
幕末・開国時の横浜の風景。鳥瞰図的手法で、眺めていてい飽きない。作品を間近でしげしげと見られるのは、微細なところまで確認できて面白い。
絵の中に本牧十二天の崖を見つける。今では想像がつかない風景。
当時の横浜周辺の村の名で聞き覚えがないものを発見。首をひねる 。

鳥瞰図。
武蔵国全図。武蔵の村と街道を描いた地図。他にもいくつかの国で描いているようだ。(相模国もあればねぇ…)
富士山真景全図。富士山を描いた図。展示されていたのは、組み立てて富士山を立体的に見るもの(一種の立万古か。神奈川県立歴史博物館で販売している記憶)。
実際に彼自身が富士登山の経験があるようで、それ以来鳥瞰図的手法を会得したものらしい。

参考文献の展示と電子アーカイブの紹介。(うまく繋げてあるなぁ!)

コンパクトながら見応えのある展示でした。

名称:豊かな海と暮らし 金沢区柴の昭和史
場所:横浜市中央図書館地下1階(横浜市史資料室)
会期:7.16〜9.22
入場料:無料
見学日:09.07
図録:なし。チラシと市史通信

小柴の海苔、シャコ、そしてタイラギ(という貝)について。資料と写真を中心とした展示。漁労史にとどまらず地域史的視点も含めた面白さ。
タイラギという貝が気になる。貝柱を寿司ネタとして利用したものらしい。今でも食べられるのかな。潜水服による漁法はやはり房総からきたものだろうか。
海苔の生産方法の技術革新。出荷量が最大だったのは、金沢の埋立がはじまる昭和40年代。それ以前は微々たるもの。
海苔生産の道具の展示。八聖殿郷土資料館からのもの。八聖殿も行ってみなくてはね。

横浜市史資料室の展示は毎回素晴らしいのに、なかなか入ってこないのが難。(図書館の展示も…だけど。何かいい方法はないものか。)

名称:重要文化財指定記念 まるごと氷川丸
場所:日本郵船歴史博物館
会期:7.16〜12.25
入場料:¥400(博物館のみ)
見学日:09.07
図録:あり。値段不明。未購入。(購入予定)

これは横浜市民なら行っとけレベル。図面、絵葉書、パンフレット、写真、メニュー表などの資料の一つ一つが面白い。食堂などのカラースキーム透視図が見応えあり。(設計チームの違いを見るべし)

戦中の病院船時代や、戦後すぐの復員船・引揚船・商船(内航)時代や、シアトル航路に復帰の資料などもあり、(くわえて横浜係留後のも!)まさに「まるごと」でした。

館内に展示された氷川丸の艦船模型と実際の氷川丸も含めて見て回るとよい。できれば展示説明も聴きたいところ。(今日は寄れなかったが、横浜みなと博物館の柳原良平展もいくべし)

2016/09/04

大宮公園のスリバチ地形

過日、大宮周辺を歩く機会がありました。

その中で大宮公園と武蔵一宮・氷川神社(氷川丸の由来!)周辺も歩きました。
公園の中には県立歴史と民俗の博物館というのもあり、気になるところでした。再訪しなくては。

それ以上に気になったのが、比較的フラットに感じられる大宮周辺なのに、公園内と氷川神社にそれぞれ池があるところ。水源が何なのか気になりました。

帰宅後、カシミール3Dとスーパー地形で確認したところ…

大宮公園付近

立派なスリバチ地形でした。なるほど、溜池。そういうことだったのですね。
東武野田線と東北線が分岐するあたりの北側で、暗渠を発見したのですが、その流れが大宮公園のボート池(一番大きい池)の水源だったようですね。

面白いのは、大宮公園内にあるサッカー場、野球場、競輪場兼陸上競技場がスリバチ地形の崖を利用しているところ。実物を確認したわけではありませんが、合理的な建築手法のように見えてきます。こういうところまで、現地で気がつければ愉しいのになあ…。反省。

大宮公園の中には過去に存在したホテルのアーチが残されていて、浦和の別所沼周辺と同じく、東京郊外の遊楽地だったのかなと想像しています。

2016/09/01

Exhibition覚書'16/09

9月以降のものを備忘録的に。(最終更新9.18)

(更新記録8.31、9.4、11、18)

○見学必須
◎見学済

開催中、終了済は終了日順。開催前は開催日順。
'12/12よりジャンル
分類を廃止。タグでカテゴリ分類を実施。(人文、自然、芸術(美術、音楽、演劇、映画、工芸)、トークイベント)

--会期終了--

●07.16〜09.04[人文]ギリシア考古学の父 シュリーマン―初公開!ティリンス遺跡原画の全貌―(横浜ユーラシア文化館[横浜市・日本大通])
○07.23〜09.04[人文]よみがえる学校の文化財 地域の“かがみ”学校内歴史資料室(横浜市歴史博物館[横浜市・センター北])
●07.23〜09.04[人文]ミトホケをヒモトケ鎌倉国宝館[鎌倉市・鎌倉])
○09.10[トーク]『はま太郎』×ビブリオバトル in 有隣堂~横濱市民酒場を語りつくす!

--会期中--

○07.24〜09.19[人文]葛飾・柴又の宝物 ―知られざる歴史・文化的魅力―(葛飾区郷土と天文の博物館[東京・お花茶屋])
●06.24〜09.25[建築]土木展21_21 DESIGN[東京・六本木])
●07.12〜09.25[美術]三人の人間国宝による色絵磁器 同時開催 小村雪岱と資生堂書体(資生堂アートハウス[静岡・掛川])
●08.13〜09.25[美術]生誕120年記念 小林かいち武蔵野市立吉祥寺美術館[東京・吉祥寺])
●08.30〜09.25[人文]没後100年記念 田中芳男 -日本の博物館を築いた男-(国立科学博物館[東京・上野])
○08.01〜09.29[ブックフェア]「見つけたり、拾ったり」 意外なところに、自然からの贈りものLIXILブックギャラリー[東京・京橋])
●08.05〜10.05[人文]国宝でよみとく神仏のすがた 新国宝指定 称名寺聖教・金沢文庫文書から(神奈川県立金沢文庫[横浜市・金沢文庫])
●04.12〜10.10[人文]柳田國男と考古学-柳田考古遺物コレクションからわかること-(国立歴史民俗博物館[千葉・佐倉])
●07.10〜10.10[美術]鉄道美術館展(川崎市岡本太郎美術館[川崎市・向ヶ丘遊園])
○09.03〜10.10[文学]生誕130年記念 「折口信夫と『死者の書』」(國學院大學博物館[東京・渋谷])
●08.08〜10.16[人文]昔のくらしと道具2016川崎市市民ミュージアム[川崎市・武蔵小杉])
●07.22〜10.23[人文]明治のクール・ジャパン 横浜漆器の世界-金子皓彦コレクションを中心に-(横浜開港資料館[横浜市・県庁前])
●09.07〜10.30[美術・工芸]驚きの明治工藝東京藝術大学大学美術館[東京・上野])
●07.16〜11.06[自然]Minerals in the Earth ―大地からの贈り物―神奈川県立生命の星・地球博物館[小田原・入生田])
○08.20〜11.06[美術]柳原良平 海と船と港のギャラリー(横浜みなと博物館[横浜市・桜木町])
●09.08〜11.29[人文]見世物大博覧会国立民族学博物館[大阪・万博記念公園])
○09.08〜11.26[人文]水屋・水塚 -水防の知恵と住まい-LIXILギャラリー[東京・京橋])
○09.17〜11.27[人文・地理]荻窪暗渠展杉並区立郷土博物館分館[東京・荻窪])
◎07.16〜12.25[人文]まるごと氷川丸展日本郵船歴史博物館[横浜市・馬車道])
○08.17〜12.25[人文・美術]本のなかの江戸美術(東洋文庫ミュージアム[東京・千石])

--会期前--

○10.08〜10.09[イベント]第6回かまくらブックフェスタ
○10.08〜12.25[美術]松本竣介 創造の原点(神奈川県立近代美術館鎌倉別館[鎌倉市・鎌倉])
○10.09〜12.25[美術]大田区制70周年記念 (仮称)「川瀬巴水」(大田区立郷土博物館[大田区・西大井])
○10.14〜01.22[美術・工芸]デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法21_21 DESIGN SIGHT[東京・六本木])
○2017.07.08〜08.27[美術]生誕140年吉田博展(損保ジャパン日本興亜美術館[東京])

訪問必須

東海道線旧路
鎗水
ママ下湧水
小野路・小山田
ユーシン渓谷
奥多摩
大口暗渠
境川ゴム堰
栄区石橋
三浦半島ジオFW
箱根ジオパーク
伊豆ジオパーク

映画

詳細不明

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