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2014年8月

2014/08/29

企画展感想2014/08/24

名称:蒔田の吉良氏-戦国まぼろしの蒔田城と姫君-
場所:横浜市歴史博物館
会期:07.19~08.31
入場料:¥600(常設展込。企画展のみ¥300)
見学日:08.24
図録:あり。購入済¥1200

忠臣蔵の敵役・吉良上野介と同族になる吉良氏。東京・世田谷と横浜蒔田が本拠地。
室町期から小田原北条氏の活躍した時代が、それに当たる。

まずは蒔田城の立地。今の横浜共立女子高校のある場所。当時は横浜湊(入江)を望む台地の上。要衝。

吉良氏の繁栄ぶり。武蔵南部を確保。そして足利氏よりも血筋が良いので格式が高かった。(これが後に吉良上野介の高家につながるわけだ!)

家臣団には、後に保土ヶ谷の本陣・名主・問屋を務めた軽部(苅部)氏なども。(他に、江戸氏、喜多見氏、大平氏など)

崎(さき)姫伝説。「名残常盤記」。鷺草伝説など。(歌舞伎作品になりそうな感じ)

(直接吉良氏とは関係ないが)中世の蒔田(前田・真板とも)氏。鎌倉材木座の小代官、藤沢の大工の棟梁、藤沢の本陣を務めた一族になるとのこと。小田原北条氏の家臣山中氏との関係。(自分の中では別の話とリンクして驚いているという…)

杉山神社の別当寺・無量寺(蒔田城のすぐそば!)と頼朝の庶子・貞暁。(これまた、自分の中では別の話とリンクして驚いているという…)

結構盛りだくさんの内容だった。自分ひとりでは見落とした部分も多かったかもしれない。

名称:コレクション展「庶民の祈り -御札・御守のさまざま-」
場所:神奈川県立歴史博物館
会期:07.19〜08.31
入場料:コレクション展のため無料
見学日:2014/08/24
図録:無し。展示一覧表のみ。

当館所蔵の多様な御札・御守と、それらを保存しておくための札箱などを紹介します。また、江戸時代後期から長期間にわたって集積され続けてきた大量の御札・御守から、人々が神仏へ何を願ったのかをみていきます。

とにかく、御札を見たかった。三峯・御岳系の大口真神(オオカミ)の御札。さまざまなデザインの物があって驚かされた。
戸塚の富塚八幡の御札と版木のコレクションの多さ。今は色紙を切ったものにゴム判を押したようなものだけど、昔は立派だったのか…

大山寺・阿夫利神社、江ノ島、大雄山最乗寺、薬王院(高尾山)、比々多神社、寒川神社んなどなど、神社の地域的広がり。(ちなみに採集地は川崎市多摩区が多かった。これも地域性の一つかな?近年までそういう風習が残っていた/古い民家が残っていたと見るべきか…)

祈願内容の種々さ。火伏、盗賊除け、厄除け、豊作祈願、安産・子育て…なかには養蚕守護(おお!日本のシルクロードにつながる…か?)や地震除けなんてのも。

シンプルな展示なので、説明がほとんどないのは残念。読み解けないね…

引用したtweet。実物を眺めてみたけど、全く判ぜず。何と書いてあるのかな…

名称:横浜市広報ポスターにみる昭和40年代
場所:横浜市史資料室・横浜市中央図書館
会期:2014.07.23〜2014.09.15
入場料:無料
見学日:8.24
図録:なし。展示物一覧表あり(市史通信に当該特集あり)

昭和40年代、経済的成長・人口増加のなかで生まれた歪みを是正しようとした市役所の広報ポスター群の展示。

公聴会の開催、ネズミ・害虫の駆除、環境保護、災害、福祉など、ありとあらゆる広報ポスターたち。

デザイン的に素晴らしいのだが、このデザインは外注なのかな?市役所内でデザインを担当する部署があったのかが、気になるところ。

当時の問題を示す写真群も展示。気になったのが、食品価格の高騰(オイルショックがらみかな?)に対応した動きの写真。市内の小売業者に販売組合を作らせ、市がそこに補助金を投入して共同購入を行わせて価格安定をはかるという施策。
公がそこまで行っていたのか!という驚きと、(市内にあった)公設市場の意味合いも、わずかに把握できたような気がする。

とにかくデザインの素晴らしさと、当時の市政の問題点がよく見える展示でした。

三カ所を巡ったあとに、直会として喉を潤す予定だったが、時間が中途半端でそのまま帰宅。家飲みで気を紛らわす。

2014/08/18

"one" day 2014/08/10

とある日の猟書記録。

今日の #釣果 本当に意地っ張りだなと思いますw

戦前に民俗・歴史書や山岳書を出版した出版人岡茂雄は、柳田国男に「本屋風情が…」と罵しられたことがありました。
のちに岡は「本屋風情」という本を出版し、自らの意地を通したという逸話があります。

岡茂雄に比するわけではありませんが、自分は、せいぜい「好事家風情」といったところでしょうか。
それでも「好事家風情」としての矜持はあるつもりです。

「面白いと思ったことを、面白いと発言する」。「人の面白がっているものに、ひとまず寄り添ってみる」。をぶれずに続けていきたいと思います。

2014/08/17

遊行寺とおぐり@遊行寺宝物館

名称:遊行寺とおぐり
場所:遊行寺宝物館(藤沢・遊行寺境内)
会期:7.19~10.6
入場料:¥500
見学日:2014/08/16
図録:なし

当地を中心とした小栗判官と照手姫の伝説と遊行寺(時宗)の関係を中心にした展示。

宝物館は毎日公開ではないので注意。(一度それで失敗している)

小栗判官と照手姫は歌舞伎や浄瑠璃でも有名だが、自分にとっては地元の伝説に過ぎない物語。

展示は遊行寺資料(これは常設かも?)、小栗判官資料、東海道関連資料で構成。

まずは遊行寺資料。

目をを引いたのが熊野十二所権現曼荼羅(涅槃図だったかな?)。
ええと三所権現からはじまり…(名前を失念。覚えてこようとしたのだがw)
途中に役行者も配置され、本地垂迹と修験道について、ぼんやりと思いを巡らす(このあたりは全く未知の分野。もっと勉強しないとな)
熊野と十二所という言葉から、鎌倉の十二所を連想。あの地名はやはり熊野神社由来なのかな。

初三郎の遊行寺鳥瞰図。大正時代のもの。あまりにも小さいもので、単眼鏡を持つべきと確信。やはりこういう展示には必要だな…。
しかし、鉄道案内のような鳥瞰図が主体かと思っていたよ、初三郎。境内案内もつくっていたのね…

天保年間の(寺領の)領地図等をも展示。かなりの大判。
素人目ながら正確な測量と作図と見えた。諏訪神社(!)の位置を確認。山王神社方面にかまくらみち・作場道(?)の文字を発見。別の測図では、山王道と記載。ルートの確認と作場道という名前の由来は今後の課題。

次は小栗判官資料。
黒鹿毛(物語に登場する馬)の轡と鐙や、照手姫の持仏と姿見が展示(おそらく伝ではあるのだろうけれど、ね)。読本、浮世絵(国芳と豊国かな?)、双六風の名場面集など。

次は東海道資料。
おきまりの道中記・分間絵図。東海道の鳥瞰図(江戸から静岡までが一枚に!)、道中双六、東海道名所図会など。

解説が少ないので、予備知識を持つことが必要か。時宗と小栗判官伝説の深い関わりは、物語以上には見えてこず、残念。

展示でも紹介されていた敵味方供養塔。遊行寺内の東海道(国道)沿いにある。国指定史跡。
上杉禅秀の乱の供養塔。時期的には関東公方・足利持氏の頃なので、小栗判官の話ともリンクする。
こういったものは、鎌倉の歴史ともリンクするので狭い範囲だけを見ていてはいけないと、あらためて実感。

藤沢敵味方供養塔。上杉禅秀の乱の供養塔。国指定史跡。

こうやって見ると角柱型とは言え、意匠が相模型板碑に似ているね。

2014/08/15

天蚕?

Untitled

天蚕(てんさん)の繭ですかね?横浜市泉区某所で採取。
穴が空いているので、成虫になったものと思われます。
しかし、横浜南部に天蚕なんているのかなぁ?自分は、そちら系は詳しくないのでなんとも…

Untitled

謎は残りますが、いい色です。

2014/08/01

Exhibition覚書'14/08

8月以降のものを備忘録的に。(最終更新8/29)
(更新記録7/31、8/13、24、29)

(開催中止・変更となっている可能性が考えられます。各イベントの開催状況についてはスペースへ直接ご確認下さい)
(リンク切れになっている可能性があります)

○見学必須
◎見学済
開催中、終了済は終了日順。開催前は開催日順。
'12/12よりジャンル
分類を廃止。タグでカテゴリ分類を実施

--会期終了--

●06.26〜08.17[歴史]動乱の金沢 ~南北朝から戦国時代まで~(神奈川県立金沢文庫[横浜市・金沢文庫])
●06.05〜08.23[民俗]背守り 子どもの魔よけ(LIXILギャラリー東京[東京・京橋])
●07.08〜08.24[アート]不思議な動き キネティック・アート展損保ジャパン東郷青児美術館[東京・新宿])

--会期中--

○04.26〜08.31[古写真展]鎌倉風景 around 1955ギャラリーAKI[鎌倉・大町])
●07.05〜08.31[美術]2014 MOMASコレクション 第2期 リサーチ・プログラム:小村雪岱をめぐって埼玉県立近代美術館[さいたま市・北浦和])
●07.05〜08.31[建築]戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家埼玉県立近代美術館[さいたま市・北浦和])
○07.19〜08.31[歴史]蒔田の吉良氏-戦国まぼろしの蒔田城と姫君-横浜市歴史博物館[横浜市・センター北])
●07.19〜08.31[歴史]江戸の街道 絵図でたどる宿場と関所埼玉県立歴史と民俗の博物館[さいたま市・大宮公園])
○07.19〜08.31[民俗]コレクション展 庶民の祈り -御札・御守のさまざま-神奈川県立歴史博物館[横浜市・馬車道])
●07.19〜09.07[アート・木版画]生誕130年 川瀬巴水展 - 郷愁の日本風景(川越市立美術館[川越市・川越])
●08.01〜09.07[仏像]仏像入門~ミホトケをヒモトケ!(鎌倉国宝館[鎌倉市・鎌倉])
●08.01〜09.07世界に捧げるデザインの力(あーすぷらざ[横浜市・本郷台])
○07.21〜09.12[歴史・鎌倉・評伝]ミニ特集 「生誕120年 菅原通済」(鎌倉文学館[鎌倉市・由比ヶ浜])
●07.23〜09.15[歴史・行政]横浜市広報ポスターにみる昭和40年代(横浜市史資料室(横浜市中央図書館内)[横浜市・桜木町])
●07.26〜09.15[鳥瞰図]NIPPONパノラマ大紀行 吉田初三郎の描いた大正・昭和名古屋市博物館[名古屋市・桜山])
○07.27〜09.15[まち]葛飾探検団 葛飾街歩きアーカイブス2葛飾区郷土と天文の博物館[葛飾区・お花茶屋])
●07.11〜09.17[自然]谷戸のわき水とふしぎな生き物パルテノン多摩[東京・多摩センター])
◎07.19〜09.23[写真・横浜]五十嵐英壽写真展「写真記者」が見つめた港の半世紀横浜都市発展記念館[横浜市・日本大通])
○07.19〜10.06[歴史]特別展 遊行寺とおぐり 東海道の古刹と伝説(遊行寺宝物館[藤沢市・藤沢])

--会期前--

○08.30〜10.21[日本画]手元で味わう 清方の芸術 -卓上芸術と秋の風情-(鏑木清方記念館[鎌倉市・鎌倉])
●08.31[地図・イベント]地図ナイト9~手描き地図の夕べ~東京カルチャーカルチャー[東京・青海])
○09.05〜09.07[イベント]探検!藤沢391(藤沢391街区[藤沢市・藤沢])
○09.06〜09.16[アート]江崎満 森羅万象展(ぎゃらりーやまご[鎌倉])
○09.09〜10.19[日本画]鏑木清方と江戸の風情(千葉市美術館[千葉市・千葉])
○09.13[本・イベント]第一回葉山古市(Union葉山店駐車場[葉山町])cf.*
○09.14〜09.15[本・イベント]第四回かまくらブックフェスタ
○09.20[イベント]ドッキリヤミ市場 夜のフリーマーケット(六角橋商店街)*一箱古本市・チャリティー野宿
○09.23[トークイベント]ツブヤ大学的「東京」考察論(アーツ千代田3331[東京・末広町])
○09.27[ジャズライブ]さかえオープンカフェTwilight Jazz Live(本郷台駅前)
○09.27[フィールドワーク・地理] 東京スリバチ学会立川フィールドワーク*
○10.01〜11.30[建築]加地邸をひらく-継承をめざして(加地邸[葉山町])*土日祝日のみ
○10.04〜11.25[アート]鬼才の画人 谷中安規町田市立国際版画美術館[東京・町田])
○10.11[シンポジウム・横浜]富岡製糸場と横浜の原三渓(横浜美術館[横浜市・みなとみらい])*PDF
○10.11〜11.24[企画展・民俗]大おにぎり展ー出土資料からみた穀物の歴史(横浜市歴史博物館[横浜市・センター北])
●10.19[イベント]第7回 terra!terra!terra!@浄智寺(鎌倉)
○10.25[フィールドワーク・地理] 東京スリバチ学会市川フィールドワーク*
●11.21〜11.22[イベント・CM]世界のCMフェスティバル2014 in TOKYO 〜さよなら新宿ミラノ1〜(新宿ミラノ座[東京・新宿])cf.* →翌日鎌倉検定のため断念
○11.23[地域検定]鎌倉検定一級

近日来訪必須

北区飛鳥山博物館[図録入手のため(団地ライフ)]
七曲井(狭山市)
小野路

映画

詳細不明

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